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ガーネットと聞くと、一般的に想像できるのは・・・

深い赤色で、1月の誕生石!

だと思いますが、このガーネットという名前も実はグループ名なんです。

アルマンダイト
ロードライト
パイロープ
スペッサルティン
グロッシュラー
ハイドログロッシュラー
ヘソナイト
アンドラダイト(レインボー・ガーネット、デマントイド)
ウバロバイト


・・・など、鉱物学的にみるとなると14種類あるそうです。
色は深い赤~紫がかった赤色、オレンジや緑、または光りによって変色効果のあるモノまで。
和名が「石榴石(ざくろいし)」なので、やっぱり赤を思い浮かべてしまいますよね。

「ヘソナイト」というちょっとおかしな名前、アクセサリー探しをしているとお目にかかることがあるかも知れませんが、これはグロッシュラーガーネットの中で黄色から褐色系のモノを差します。
同じグロッシュラーの中で、バナジウムが主体となって緑色をしているモノを「ツァボライト」と呼ぶそうですが、同じ緑色のガーネットで「デマントイド」と言うのもあります。
こちらはアンドラダイトガーネットの中で、クロム成分で発色し、ダイアモンドのようにきれいに光り輝くことからダイアモンドにちなんで付けられたようです。

といったように、他の石にもあるのですが、成分が少し違う石は大まかにグループ名があり、その中で各種別れています。
そして、各種別れている中でも、絶対にこの色だけしか出ない!なんていうのは自然の産物にはあり得ないわけで、更にその中でも成分が違うモノが存在します。
また、鉱物名と(宝石)流通名が違ったり、流通名だけが通っていたりするモノもあります。

ガーネットのようにいろいろな種類があるモノは、ほんと頭がグチャグチャになってしまうわけですが。
ある程度、医師に興味を持っている方は別ですが、店頭やネットショップで「ヘソナイト」とだけ書かれていたら、普通、ガーネットだなんて思わないですよね?
「ウバロバイト」なんて緑の石見たら、ガーネットの仲間かぁ・・・なんてピンと来ることも少ないと思います。
それもこれも全部ひっくるめてガーネットです。
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現在ではブラジル諸州以外のナイジェリアやモザンビークからも
同種の色目を呈するトルマリンが産出されている。

現在、これもパライバトルマリンと位置づけられている。
6月の誕生石と知られる「ムーンストーン」ですが、やはりこちらもいろいろな色のモノがあります。
まずムーンストーンには特殊効果がありますが、表面に光り輝く色は白と青のみ。

xxxxムーンストーン と名が付くモノは色々とありますが、
まずは「レインボームーンストーン」

レインボームーンストーン…名前に惑わされますが、実はムーンストーンではありません。
流通名として目にすることがあるのかもしれませんが、6月の誕生石・ムーンストーンの一種だと思って購入される場合は、残念ですが…ムーンストーン(という石)が欲しい!という方は別のムーンストーンを購入して下さい。

では、これはなに!?

これは、ムーンストーンと同じ長石グループではありますが、実は「ラブラドライト」なんです。

石の特殊効果には、オパールに見られる遊色効果などあります。
このラブラドライトにも「ラブラドエッセンス」という特殊効果をもつものがあります。
こちらの特殊効果は、石の性質上いろいろな色に輝くためレインボーと言われるのでしょうね。
ムーンストーンと似た色のラブラドライトのことを「レインボームーンストーン」と言うそうで、ただの流通上の名前なんです。

次に「ブルームーンストーン」
こちらは、本当に存在します。
原産地はスリランカのみ。そして産出が減っておりかなり希少性の高い石。
ある人のブログをみると、当のスリランカ宝飾店にも、別の鉱石がブルームーンストーンとして並んでいることもあるそうな・・・
しかも、ホントにそっくり。
そのそっくりさんの正体はというと…「ペリステライト」というアフリカ産の石だそうです。
光り方も本物とそっくりで、素人じゃ見分けは付かなさそう。
希少性が高い石なので、本物はかなり高額でなかなか出回らないとされています。
ペリステライトと共に白羽の矢が立ったのが、これまたラブラドライト。
こちらも、ブルームーンストーンとして扱われることがあるとかないとか・・・

この、ブルームーンストーンは、本物の石が存在するだけに、偽物を手にしてしまうおそれがあるので注意。
今は本当に稀少な石ということで、本物は簡単に手に入らないと思ってもいいのですが、本物が欲しい!と思ったら鑑別して貰うのが良さそうです。


この二つは、「ムーンストン」という、一般的になじみの深い石にいろいろな意味で関連していることもあり、取り上げてみましたが、私自身の考えとして、わかってて購入する分には全く構わないと思っております。
アクセサリーとして身につけるのに、色・形・デザインで選ぶのは当たり前のことです。
ただ、パワーストーンの意味にこだわったり、石そのものにこだわりをもたれる方は、既にご存じであったかもしれませんが、要注意・・・ですね。
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